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卒業生の紹介:伊藤 由美 Yumi Ito

教育歴

関心のある領域

卒論では、対人恐怖に興味をもち、対人不安感の発生メカニズムについて検討する目的で、縦断調査を行い、階 層的重回帰分析を用いたモデルの検討、その分析結果にもとづいた面接調査を行いました。
修論では、同じ恐怖症でも対人恐怖ほど日本では注目されていない、単一恐怖をとりあげ、純粋に「怖い」という感情について、認知 行動的なアプローチから、その構造やメカニズムを考えました。

業績

学位論文

  1. 対人不安についての素因ストレスモデルの検証 2002 東京大学教養学部平成13年度卒業論文(未公刊)
  2. The Cognitive Behavioral Approach to the Understanding of Fears and Phobias 2004東京大学大学院総合文化研究科平成15年度修士論文(未公刊)

学術論文

  1. 伊藤由美・丹野義彦 2003 対人不安についての素因ストレスモデルの検証―公的自己意識は対人不安の発生にどう関与するのか―, パーソナリティ研究 , 12, 32-33.

翻訳書

  1. 伊藤由美 第6章 薬物療法 石垣琢磨・丹野義彦 監訳 精神分裂病  C.Jackson & M.J.Birchwood  2001 Schizophrenia 東京大学出版会より出版予定
  2. 伊藤由美 2章 6章 9章 分担翻訳 丹野義彦 監訳 妄想 P.A.Garety & D.R.Hemsley 1997  Delusions ミネルヴァ書房より出版予定

シンポジウムにおける話題提供

  1. Yumi ITO,・Yoshihiko TANNO 2004  Cognitive factors in simple phobias: Development of Fearful Cognition Scale to the Understanding of the relationship between Cognition and Emotion in Fearful Situations   Symposium “Catastrophic misinterpretations in anxiety: Maintenance and modification”において World Congress for Behavioral and Cognitive Therapies,July,Kobe(発表予定)

口頭発表

  1. Yumi ITO,・Yoshihiko TANNO 2003  The dimensional structure of fears: hierarchic factor analysis of Fear Survey Schedule-Ⅲ The XXXⅢ Annual Congress of the European Association for Behavioral and Cognitive Therapies,September,Prague

ポスター発表

  1. 伊藤由美・丹野義彦 2002 対人不安についての素因ストレスモデルの検証―公的自己意識は対人不安の発生 にどう関与するのか― 日本心理学会第66回大会発表論文集(広島大学),225,9月,広島
  2. 伊藤由美・丹野義彦 2003 恐怖の構造 日本性格心理学会第12回大会(同志社大学),9月,京都
  3. Yumi ITO,・Yoshihiko TANNO  2004  The role of the cognition of social dangers in phobias COE symposium,March,Tokyo(発表予定)
  4. Yumi ITO,・Yoshihiko TANNO  2004  Exploratory study of cognitions and emotions in fears The XXⅧ International Congress of Psychology,August, Beijing(発表予定)
  5. 伊藤由美・丹野義彦 2004 恐怖感情の発生における認知的要因の役割―状況による比較― 日本心理学会第68回大会発表論文集( 関西大学),9月(発表予定)

紀要など

  1. 伊藤由美 学生相談所のTAを振り返って 東京大学学生相談所紀要(印刷中)
  2. 伊藤由美・竹下賀子 2003 質問紙調査の個人フィードバックについて 東京大学駒場心理臨床相談室紀要第 38集,25
  3. 宮田ゆかり,伊藤由美,荒川裕美,佐藤香織 2004 現代教育論と行動適応論における質問紙調査の個人フィー ドバック 東京大学駒場心理臨床相談室紀要第40集,12-13
  4. 丹野義彦1・森本幸子1・毛利伊吹1・森脇愛子1・佐々木淳1・伊藤由美1・坂本真士2・石垣琢磨3 (1 東京大学大学院総合文化研究科 2大妻女子大学人間関係学部 3横浜国立大学教育人間学部) 2001 青年期の被害妄想と対人恐怖の発生 の予測と予防の研究.財団法人安田生命社会事業団研究助成論文,36,103

テクニカルペーパー

  1. 丹野義彦・杉浦義典・毛利伊吹・森本幸子・森脇愛子・佐々木淳・小堀修・竹下賀子・山崎修道・伊藤由美・坂東奈緒子・下山真希 ・荒川裕美・高祖歩美 2003 双生児の心理的機能の発達に関する最近の研究:文献検索.  Cognitive and Behavioral Science Research Report.#02-J1

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