メルボルンで開かれた世界メンタルヘルス連合ビエンナーレ会議の報告 森本幸子 2003年10月15日
世界メンタルヘルス連合ビエンナーレ会議
World Federation For Mental Health Biennial Congress
開催期間:2003年2月21-26日
開催地:メルボルン オーストラリア
主催:The World Federation For Mental HealthというNGO組織.
組織の目的:1983年~精神障害や精神障害へのリスク保持者の人権のために,メンタルヘルスサービスの促進を目指す
学会の様子:公演,講義,ワークショップ,口頭発表,ポスター発表など
- 公演(パートナーシップ,世界におけるメンタルへルスの状況など)
- 講義(暴力とその予防など)
- ワークショップ(リラクゼーション法,うつ病患者の家族を基本としたCBTなど)
- 口頭発表(QLO,各地域におけるメンタルへするの実践報告など)
- ポスター(パートナーシップ,健康促進,人権,メンタルへルスサービスなど)
印象:
- 内容としては,精神障害を抱えるホームレスの治療プログラムなど,公衆衛生を中心とした治療などの研究が多いのが特徴.当事者グループも参加.医者が多い.日本人の参加も10名程度.
- 大会参加者自体が少ないためか,ワークショップは受講者が10名前後で行われていたため,参加に勇気が必要.
- 大会の規模としてはさほど大きくない.またポスター発表なども大半の発表者が在籍時間内に不在でありポスター会場ではあまり熱心な議論は行われていなかった.
- 英語圏での大会のため,英語が早口で聞き取りが難しかった.
次回開催予定:2005年 カイロ エジプト(2004年には詳細がわかると思う)
次を見る→